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一般の小説とは一線を画していると思いました

恋愛サスペンス小説
経済小説というよりは、インドネシアを舞台にした恋愛サスペンス小説。
文章は素人っぽいところはあるが、読みやすい。
文学的な表現もあちらこちらにあり、丁寧に書かれている。
ネットでインタビューを読むと、若い頃色々書いていたそうなので、一定の構成力や表現力はあるのだろう。
ODAについては大まかな流れ、歴史的経緯、断片的なシーンは書かれていて、情報は正確だが、鋭く切り込んでいるわけではない。
浮わついていてこちらが赤面するような箇所がないのは、著者の人柄だろうか。
全体的にはそこそこ楽しめたが、心を突き動かされるほどではなく、読んで勉強になるというほどでもないので、文庫になってから買えば十分だと思う。
カバーはとてもいい。

思わず引き込まれる。

最初は働く女性の悩みの部分が多く、少し冗長な感じだった。
しかし途中からストーリーの面白さにぐいぐい引き込まれ、あっという間に読んでしまった。
ストーリーの面白さだけでなく、援助、開発とは何かについて考えさせられるよい本だと思う。
特定の意見を述べるのではなく、さまざまな人の口からそれを語らせることによって、そんなに簡単に1つの結論が出る問題ではないことを示す姿勢に共感した。

読者を惹きつける魅力
著者のこれまでの作品の、「ジャカルタ炎上」では吹き抜ける颯爽とした風のような読後感があり、「犬死一番の謎」では、無関係に見える様々な事象がストーリー最後になって、ピタッとパズルが完成するような快感がありました。
本作は、この過去の二つの作品の良い部分がさらに洗練され、活かされ、読み始めた読者を離さない魅力のある作品となっています。
また、著者が実際に携わっている日本のODAの実態にも迫る作品となっており、非常に楽しめるエンターテイメントでありながら、一般の小説とは一線を画していると思いました。
次作がさらに期待されます。
ロロ・ジョングランの歌声
松村 美香
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by okboy5r | 2011-08-03 15:22 | 読書

一気に読み進められます

ハイレベルのデビュー作の秘密・経済オンチでも学べる作品
著者黒木亮の出版デビュー作だが、実際には第二作目である。
最初に書いたのが「アジアの隼」であった。
しかし、編集者から「舞台がベトナムなので、関心度が低いし、あなたは無名なので、国際金融のテーマにしたものであれば出版できる」と言われて、自らの経験を基に書き上げたのが本書「トップ・レフト」。
(本人のインターネットTVでのインタビューより)この本は本当に面白かった。
本人が上記のインタビューで語っているように多様な要素で構成されている小説だった。
私は、経済・金融関係は全くの素人だが、次の5つの事を学ぶことができた。
1)国際金融についての勉強ができた(知識を提供してくれた)。
2)アメリカ、欧州、日本の(金融中心だが)ビジネス観や組織の違いが分かった。
3)自分の仕事や人生についての価値観を振り返ることができた。
4)日本という国を外国からの視点で眺めなおすことができた。
5)体験した事実や情報と創作を交えた小説と言う形式での表現方法が学習できた。
是非、このレビューを読んで関心を持った全ての人に一読をお勧めしたい。

金融マンにお薦め
ぶ厚い本ですが、あっという間に読んでしまいました。
「○○市場のことが分かる本」とか「○○新聞の読み方」など様々な本が出ていますが、市場の理解を深めたり、今後市場の仕事で食べて行くには、この手の本が絶対お勧めです。
この一冊には、邦銀の体質、外資系銀行の雰囲気、顧客とのネゴの仕方など、ストーリーに引き込まれながら、自然とためになる要素がたくさん盛り込まれています。
2人の主人公、今西(邦銀)、龍花 丈(米系投資銀)のどちらの様な人生が良いか、考えさせられる一冊です。

一気に読み進められます。

面白かった。
まずは、これが感想です。
あらすじはアマゾンに任せるとして、好対照な2人-1人は邦銀に残り、もう1人は米系投資銀行に移った-が織り成すドラマにドキドキします。
はじめは少しずつ読んでいこうと思っていたのですが、結局2日間で読み終えてしまいました。
しかも、本書はただの投資銀行に関する小説ではなく、ロシアのデフォルトや中東の政治情勢、日本という国そのもの、といったところまで踏み込んで話を進めていきます。
それは、まさに筆者の経験があったからこそ、ここまで濃密な話を展開できたのでしょう。
所々に「今、そんな傾向はないだろう」みたいな記述がでてきますが、それも昔を思い出すにはいいのではないでしょうか。
トップ・レフト―ウォール街の鷲を撃て

黒木 亮
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by okboy5r | 2011-08-03 00:12 | 読書

人間らしく生きるために

理想論ではあるが今求められるもの?
高任さんの本は殆ど読んでいるが、共通して「枯れた壮年」が出てくる。
本書の門倉さんも半ば世捨て人、でも極めて有能で、そして意外にもてる。
この「枯れた壮年」が活躍する本書のテーマは、「日本における独立国家」である。
確かに日本は少しずつ悪くなっている。
特に東京での生活は本当に人間らしい生活とは云い難い。
そこでこの「奥ノ霧島」である。
地域通貨に内地資本の進出制限、I・Uターン呼び込みに優れた医療機関、そしてかわいい島娘のいるキャバクラ・・・何もかも理想論に思える。
でも、今の日本(特に地方)には必要な思想なのではと読み進めながら強く思うようになった。
「奥ノ霧島」のモデルは「八丈島」とのこと。
ただ、影の支配者であるNPO代表宮本さんは、フリージアグループ創業者の佐々木ベジさんに重なる。
彼は確か青ヶ島の出身ではなかったか?全体を通して「理想論」に辟易する部分はあるが、南の島への憧れや理想の大事さを考えさせられる一冊。
これまでの「企業」舞台とは違う高任ワールドが味わえるかも。

人間らしく生きるために
必要なのは、パンを買うためのお金であって、株に投資するお金ではない。
奥ノ霧島には、そんなエンデの思想が息づいている。
人々はNPOオッキイが管理する共通の地域通貨オッキによって、結びつきあい、助け合って生活している。
まさに、ユートピア。
より人間らしく生きるために、これからの日本は、地方は、個人は、どうしたらいいのか?高任さんは、その問いに対して、ときに歴史ロマンを織り交ぜつつ、一つの答えを提出しているように、私には思われた。
エンデの島 (光文社文庫)高任 和夫
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by okboy5r | 2011-08-02 17:33 | 読書